への懸念で
11月4日 ロイター
3日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対ユーロで
1カ月ぶりの水準に上昇。世界の銀行セクターをめぐる
警戒感を背景に、ドルが安全資産として買われた。
この日は欧州株が下落し、米国株も総じて軟調な展開と
なった。UBS<UBSN.VX>の決算に失望感が広がった
ほか、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
(RBS)<RBS.L>とロイズ・バンキング・グループ
<LLOY.L>が英政府による追加出資と資産売却計画を
発表。これを受けて、高金利通貨の持ち高を圧縮しドルを
買い戻す動きが広がった。
ウェルズ・ファーゴのシニア外為ストラテジスト、
ワシーリ・セレブリャコフ氏は「欧州の金融セクターの
センチメントが弱く、これがユーロと、一時はポンドを
圧迫。ドルの上昇につながった」と述べている。
ロイターデータによると、ユーロ/ドルは0.4%安
の1.4706ドル。ユーロは一時、4週間ぶり安値
の1.4627ドルをつけた。
主要6通貨に対するICEフューチャーズUS
(旧ニューヨーク商品取引所)のドル指数は、0.1
%高の76.360で推移している。一時は10月
上旬以来の高値水準の76.817に上昇していた
銀行の損失に関する欧州委員会の予想についてのニュース
も、銀行セクターをめぐる懸念が再燃する一因と
なった。欧州委員会は、2009─10年の損失は
4000億ユーロ(約5852億ドル)になる可能性
があるとする銀行セクターの健全性審査(ストレス
テスト)の結果に言及。ストレステストの結果は
10月上旬に公表された。
取引終盤現在、ユーロ/円は0.4%安の132.87
円。一方、ドル/円は90.32円と、ほぼ変わらずと
なった。
市場のリスクセンチメントのバロメーターであるイン
プライド・ボラティリティが、この日は幅広い通貨、
期間で上昇した。1カ月のユーロ/ドルのボラティリ
ティは一時12.50に急上昇した。
豪ドルは対米ドルで0.2%安の0.9016米ドル。
豪準備銀行(RBA、中銀)は3日、予想通り2カ月
連続で利上げしたが、12月に利上げするかどうか
について、市場で先行き不透明感が広がった。
ポンドは一時、ドルに対して1週間ぶりの安値水準を
つけたが、英財務省が大手銀への資本注入などを発表
した後は回復した。終盤時点では、ポンド/ドルは
若干上昇、1.6407ドルをつけている。



















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